中村 | 前回のモデルは同業他社と同じように幅広いお客様をターゲットにしていました。機能は他社とほとんど変わらず、価格の安さで勝負するしかありませんでした。 このままでは不毛な価格競争になるのは見えていたので、今回は給料明細処理にターゲットを絞り、そこに求められる機能に焦点を絞った高機能の製品開発に挑みました。 |
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長田 | 本来当社の製品開発において、ターゲットをここまで絞るということはこれまでありませんでした。売れなかった時のリスクが高いためです。しかし、今回は企画段階で勝てる算段があったため、上層部の反対を押し切って開発に着手しました。 |
長田 | 集められたプロジェクトメンバーもほとんど前例のないコンセプトに対して違和感はありませんでした。それぐらい今回のコンセプトは素晴らしいと全員が感じたのです。うまくできれば社内の新しい成功事例になると、興奮しながら開発がスタートしたことを覚えています。 |
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藤元 | 思ったように機械が動かない時に、制御プログラムが悪いのか機械設計が悪いのかで言い合いになることがありました。言い合いになることはあっても、良い製品を作りたいという想いは同じです。意見を摺り合わせながらお互いの主張を尊重しつつ、改良を重ねていくことで完成に近づけていきました。 |
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中村 | プロジェクトが立ち上がる時、ベテランとしては良い製品をつくろうという思いもありますが、若手を育てようという思いもあります。そのため若手に対して実力以上の要求をし、苦労させることもありました。 |
松本 | ただこのように成長できる環境をどんどん与えられること、ほったらかしではなく周りのサポートが充実していることは人材育成における当社の強みかもしれません。 |
松本 | とても苦労した製品だったので、納品立ち合いにいった時はものすごく嬉しかったです。設置しながらおもわずニヤニヤしてしまいました。(笑) |
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藤元 | 私たちの仕事は製品が納入されてからも気が抜けません。何か不具合が起きないか、お客様からクレームの電話がこないか、ドキドキしながら過ごしています。 |
長田 | 現場の人間はなかなかお客様から直接褒められることが少ないのですが、営業やマーケティングの社員からお客様にいわれた褒め言葉を聞くと、よし!次も頑張ろうというモチベーションになりますね。 |
長田 優輔
松本 雅靖
藤元 幹久
中村 智哉