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2013年08月01日

平和祈願の折り鶴が再生資源に 広島の企業が古紙再生装置でリサイクル

平和祈願の折り鶴が再生資源に 広島の企業が古紙再生装置でリサイクル
8.6原爆慰霊祭にて折り鶴再生おりがみを配布
 
デュプロ精工株式会社(本社:和歌山県紀の川市 代表取締役社長 池田 弘樹)が開発した小型製紙装置レコティオが、広島の折り鶴再生に活用されます。
 
広島市の「原爆の子の像」に捧げられる折り鶴は年間10トンにも及び、広島市は、2012年5月から折り鶴に託された思いを昇華させるための取組を実施する市民等に折り鶴を提供しています。
 
紙加工業の株式会社トモエ様(本社:広島市安佐南区)は、折り鶴再生を自社のCSR事業の一貫として行うため、弊社の小型製紙装置レコティオを導入しました。
 
小型製紙装置レコティオは、元々、オフィスから出る廃棄コピー用紙を再生するために開発された装置で、国内の大手企業に多数導入されています。2012年には政府表彰制度である第4回ものづくり日本大賞優秀賞を受賞した装置です。
今回、折り鶴の再生としては初めての導入となり、折り鶴昇華への取組み促進と障がい者の社会参加支援、環境保全への効果が期待されています。
                                                  
折り鶴再生紙は、名刺や賞状など子供から大人まで活用されるペーパーアイテムに加工されます。
8月6日に行われる原爆慰霊祭では、「折り鶴再生おりがみ」を配布して、次世代の子供たちに平和への祈りを伝えていきます。
 
「原爆の子の像」は、原爆の被爆者の一人である佐々木禎子さんがモデルとなっており、トモエ様の会長を務める丸晃氏は、禎子さんと同じ歳。当時会長が通っていた中学校でも「原爆の子の像」建設のための募金活動が行われたことから、折り鶴再生への思いも強く、今回の事業化に踏み切られました。禎子さんの遺族が運営する特定非営利活動法人SADAKO LEGACYとも交流を深めています。

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